武藤敬司や蝶野正洋の使用ガウンなど展示、東京ドーム引退試合で激突した両雄が3・12神戸で〝再戦〟

北村 泰介 北村 泰介
神戸でトークショーを開催する武藤敬司(左)と蝶野正洋
神戸でトークショーを開催する武藤敬司(左)と蝶野正洋

 2月21日にノアの東京ドーム大会で引退試合を行い、38年4か月のプロレス人生に終止符を打った武藤敬司(60)と、最後の最後に〝サプライズマッチ〟で激突した盟友・蝶野正洋(59)が12日に神戸市の神戸ポートピアホテルで開催されるトークショーで再び顔を合わせる。同会場で披露される両者の試合用ガウンなど「お宝グッズ」の詳細が1日、主催者側から発表された。

 武藤は新日本プロレスの内藤哲也(40)と引退試合を行った後、「蝶野、俺と戦え!」とリングサイドの解説席に陣取った〝黒いカリスマ〟を指名。84年、新日本に入門した同期で、橋本真也さん(2005年に40歳で死去)と共に「闘魂三銃士」として一時代を築いた蝶野は杖をついてリングに上がった。

 ジャケットを脱ぎ、サングラスを外して武藤の思いを受け止めた蝶野。84年10月5日、新日本の埼玉・越谷大会でのデビュー戦を再現した一騎打ちは、蝶野がシャイニング・ケンカキックからの必殺技「STF」で武藤からギブアップを奪った。共に満身創痍の体にムチを打っての完全燃焼。「1分37秒」という〝試合〟時間に凝縮された濃密な「万感ファイト」に約3万人の観衆が熱狂した。

 その両雄が「2・21東京ドーム」から19日後となる「3・12神戸ポートピアホテル」で再会する。ディナー形式のトークショー、Q&A(質疑応答)、サイン色紙などが当たる抽選会も行われる。会場内の展示物は次の通り。

  ・東京ドーム引退試合のために新調された武藤の入場ガウン。

 ・武藤の試合使用タイツ(引退試合以外のもの。引退着用の展示物はガウンのみ)。

 ・蝶野の使用ガウン。

 ・蝶野の1997年度プロレス大賞最優秀選手賞(MVP)トロフィー。

 トークショーでは引退試合の舞台裏、闘魂三銃士時代の秘話なども展開されそうだ。チケットは2万5000円(料理,飲物,税・サービス料込)。なお、先着150人の3ショット撮影会付きチケットは完売し、現在発売中のチケットは撮影会対象外となる。

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