歌手ケイティ・ペリー(38)が、『アメリカン・アイドル』で銃乱射事件の生存者と会い、涙を流した。2018年に10人の命を奪ったテキサス州サンタフェ高校銃乱射事件の生存者で現在マットレスのセールスマンをしているトレイ・ルイスさん(21)がABCの同番組に出演。犠牲者への追悼と共に、ウィスキー・マイヤーズの『ストーン』を歌った。
26日に放送されたエピソードで、トレイさんはこう話していた。「前にも話したように、私はテキサスのサンタフェ出身です。2018年に銃を持った人間が私の学校に侵入しました。私は美術室1にいました。彼は美術室2を銃撃し、その後美術室1に入ってきました。多くの友人を亡くしました。8人の学生が殺されました。2人の先生が殺されました。2018年からそこはネガティブな場所となっています」
トレイさんの話にケイティは明らかなショックの顔を見せ、両手で顔を押さえ号泣、こう話していた。「私たちの国が私たちを失望させている!許せないこと。あなたは音楽を愛しているからここで歌うべき。そんな酷すぎることを乗り越えなくてはいけないからじゃなく。8人の友人を失う必要なんてなかった。あなたが人々に変化しなければいけないって気づかせてくれることを願っている。私も怖いわ」
事件は当時、テキサス州で最も犠牲者を出した学校での乱射事件だったが、昨年同州ユバルディ市内のロブ小学校乱射事件で21人が死亡している。
同番組で審査員の1人として出演していたライオネル・リッチーはケイティを慰めながらトレイさんにこう話していた。「私たちはどれだけこのようなことに耐え続けなければいけないのだろう。あまりにも長すぎる。日常になっている。君は私からイエスをもらった。君をハリウッドで見るのを楽しみにしている。僕達がこれほど心を一つにして言うのは初めてだ。準備はできている?君はハリウッドに行くんだ!」