「そしてある日、彼らの家に招待され、ベリーワインクーラーを飲んだ。当時はお酒など飲まなかったのだけど、1口、2口飲んだだけで、すぐにめまいがして、ふらふらになってしまった。何を入れられたのかはわからないけど、ロフィ(ロヒプノール)だと思う」
「でも私は覚えていたわ。彼が私の上に乗って、私の口をふさいで、『君は夢を見ているんだ』って耳元でささやいたの」
そんなパリスは昨年、アメリカの最高裁が中絶の権利を認めたロー対ウェイド判決を覆したとき、中絶について話す気になったのだそうで、また今回妊娠によって過去のそういった虐待や中絶のトラウマがよみがえることを恐れ代理出産を決めたという。「この件には多くの政治的な問題が関わっているわ。でも女性の体は女性のものよ。法律は必要?」「自分の体であり、自分の選択であり、私はそれを本当に信じている。でもリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)をどうするかということで法律が作られるなんて、私には理解できないわ。というのも、もしこれが男性についてだったら、こんな風にはならないでしょうから」
パリスは2020年にYouTubeで公開したドキュメンタリー『ディス・イズ・パリス』で、虐待の過去や、流出したセックステープなどについて、初めて告白をしている。