歌手テイラー・スウィフトが「2022年最も稼いだエンターテイナー」のトップ10入りを果たした。フォーブス誌によると、テイラーは昨年9200万ドル(約123億円)を稼ぎ、9位につけた。
昨年はアルバム『ミッドナイツ』を10月にリリース。「エラス」ツアーのチケット発売では、膨大な需要で一般販売がキャンセルされ、ファンらがチケットマスターを訴える騒動となっていた。同誌によると今回のテイラーの売上は、レコード、ストリーミング、デジタルダウンロード、著作権、シンクロ権、過去に制作した音楽の使用権によるものだったという。
トップ10の中で、テイラーは唯一の女性。同リストではプログレッシブ・ロックバンドのジェネシスが2億3000万ドル(約307億円)でトップとなり、昨年9月にカタログをコンコード・ミュージック・グループに売却したことが決め手となった。
続いてスティングが、カタログを手数料を差し引かれる前の金額の3億ドル(約400 億円)で昨年2月ユニバーサル・ミュージック・グループに売却したことで2位につけ、最も稼いだソロアーティストに輝いた。
ザ・ローリング・ストーンズは最近のヨーロッパツアーもあり、9800万ドル(約131億円)で7位、バッド・バニーは8800万ドル(約117億円)で10位となった。
他にも映画界ではブラッド・ピットが、自身の製作会社プランBを売却した収益で1億ドル(約133億円)の6位、ジェームズ・キャメロンが『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開で9500万ドル(約127億円)を稼ぎ8位に。更にキャメロンは同作、2009年の『アバター』、1998年の『タイタニック』の映画3本で20億ドル(約2668億円)以上の世界興行収入を記録した初めての映画監督となった。