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将棋・小山怜央アマ、編入試験3勝目でプロ入り決定 現行制度の奨励会非入会者では初の快挙

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
小山怜央さん(日本将棋連盟提供)
小山怜央さん(日本将棋連盟提供)

 将棋のアマチュア強豪・小山怜央さんがプロ入りをかけて挑んだ、棋士編入試験五番勝負第4局が13日、大阪市の関西将棋会館で指され、横山友紀四段に勝利。試験成績を3勝1敗とし、プロ入りを決めた。日本将棋連盟によるプロ棋士養成機関である奨励会に入会経験のないプロ棋士は、現行の制度となってからは史上初となる。

 小山さんは第1局、第2局と連勝し、プロ入りに王手を掛けたが、1月20日に指された第3局では狩山幹生四段に敗れ、合格は今局以降に持ち越しとなっていた。今局では先手番で、振り飛車党の横山四段に対し、居飛車穴熊で対抗。機敏な仕掛けで早々と優勢を築いた。勝負所で受けに回ったことで一時は互角に近い形勢まで戻されたが、逆転は許さず。最後は横山玉を即詰みに討ち取って、快挙を達成した。

 棋士編入試験は1カ月月に1対局、計5局で行われ、3勝を挙げた時点で合格。試験官となる対局相手は「棋士番号の大きい順から5人」のため、直近でプロ棋士となった徳田拳士四段、岡部怜央四段、狩山幹生四段、横山友紀四段、高田明浩四段の5人となっていた。

 小山さんは当面、順位戦には参加しない「フリークラス」でのプロ棋士となる。フリークラスの棋士は一定の条件を満たせば、次年度から順位戦にも参加できるようになる。

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