太田光代社長 ウエストランドM―1優勝の瞬間は寝ていた トロフィー持つ井口の姿「あ、夢だ」

山本 鋼平 山本 鋼平
「タイタンの学校書道展」の会見を開いた太田光代社長=都内
「タイタンの学校書道展」の会見を開いた太田光代社長=都内

 爆笑問題・太田光の妻で、爆笑問題らが所属する芸能事務所・タイタンの太田光代社長(58)が6日、都内のスタジオスペース新宿御苑で「第3回タイタンの学校書道展」の会見を開いた。

 所属タレント、生徒らの作品を展示、オークション販売し、売り上げから経費を差し引いた金額を日本赤十字社に寄付する催し。所属するウエストランドの作品を「二人とも昨年の方が上手だった気がする。忙しさのためか心が乱れている」と酷評しつつ「頑張っているので許していただきたい」とねぎらった。井口浩之は「人間のくせに」、相方の河本太は「健康家族」としたためた。

 昨年12月、日本一の漫才師を決めるM―1グランプリで優勝し、大ブレークを果たしたウエストランド。光代氏は優勝以降、多忙のふたりとは2回しか対面できていないという。さらに、昨年のM―1優勝の瞬間は寝ていたことを告白した。

 タイタンからはウエストランドとキュウが決勝舞台に臨んだM―1当日、光代氏は自宅で敗者復活戦からテレビ鑑賞していたという。

 「2組出るのはスゴイと言われていたので、敗者復活戦からしっかり見ていました。(決勝は)5組目が呼ばれた段階で、2組とも呼ばれていない。もういい時間になっていたので、飲んじゃえと、ワインを飲みながら楽しく見ていました。(9組目に登場の)キュウは緊張が伝わってきましたが、頑張ってるなと思いました。その次がウエストランドで、おそらく前の出番がキュウなので、自分のところのライブみたいな気持ちになったのでは。リラックスして出てきた感じでした。なんとか3位までに入れば、と思っていました。ファイナリストでも3位までに入ると全然違うので、3位までに入った時の仕事のことも話していました」と振り返った。

 ウエストランドは3位でロングコートダディ、さや香とともに最終決戦に進出。優勝を果たした。

 光代氏は「ギリギリ滑り込んだ感じの3位で、さや香さんが素晴らしいネタだったので、3位に入ったからもういいや、と思った瞬間に、そのままバタリと寝てしまいました。電話が鳴り響いている気がして、夢かなと思って、テレビを見たら井口がトロフィーを持っていた。『あ、夢だ』と思って、また寝ました。酔いが覚めて起きたら、ひとつの電話は電池が切れてしまっていて、もうひとつの電話は(着信で)真っ赤だった。そこで夫が帰ってきて『優勝したんでしょ』と言われて、『あそこから?』と思いました。だから、最終決戦だけ丸々見ていません」と、苦笑いで打ち明けた。

 ウエストランドとは爆笑問題、光代氏ら関係者とともに元日に食事会を開き、快挙を祝福。ふたりにノートパソコン、腕時計をプレゼントしたという。

 現在は井口個人の仕事も多い状況を「それは優勝前に決まっていたもの」と説明。「河本がしゃべれないという印象がついていますが、あの人は好きなことにはものすごく詳しくて器用、かわいがられる性質もある。河本もちゃんとしゃべれるようにして、ウエストランドとしての番組がオンエアされるようにしたい」と今後を見据えた。「ステップを踏まないといけない。まずふたりのコーナーを作っていただくのが大前提で、あまり早く飛びつくと、つぶれてしまう。なんとかふたりで頑張ってほしい」と冷静な一面も見せた。

 タイタンからは日本エレキテル連合、長井秀和(現在は退所)らもブレークしたが、純粋な漫才からブレークした芸人は久々。「事務所としてこれ以上のことをやろうとしたとき、それはウエストランド次第」とタイタンを背負う活躍に、期待を寄せた。書道展は7日まで。

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