キヤノンマーケティングジャパンは3日、「推し活」の撮影事情にまつわるアンケート結果を発表。約6割が「推し活」を月2回以上の頻度で行い、月に1万円以上を費やしていることが分かった。
「推し活」に使用する月額費用の質問には、「1万円以上~3万円未満」の回答が26.7%、「3万円以上」の回答が36.7%となった。また、「推し活」を行う頻度については、「週2回以上」が16.7%、「週1回」が16.7%「月2回以上」が26.7%となった。
「推し活」で写真撮影を行うかという質問では、6割が撮影を行うと回答。撮影シーンはライブが上位となった。「最近は、ライブの撮影許可を行い、ファンによるSNS拡散ができるファンサービスも増加していることも影響しているかもしれません」と分析した。
写真撮影を行う場合の撮影機器については、上位からスマートフォン、デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラの順だった。撮影機材は一眼レフ&ミラーレス、スマホで二極化。「スマートフォンの手軽さ、一眼カメラの画質の良さなど、それぞれの撮影スタイル、シーンにあわせた撮影機器を選定していることが伺えます」とした。
アンケートは昨年12月17日、女性アイドルグループ・虹のコンキスタドールのライブ『愛の三角関数おしえてよ♡ in 日比谷野外音楽堂』で、望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM(パワーショット ズーム)」をレンタルした32人に対して行われた。有効回答は30人。「PowerShot ZOOM」とライブの親和性もアンケート結果では確認された。
同社は「昨今、ライブやファンイベントなどでの『撮影解禁』を公表しているアイドルやアーティストも増加しています。推しとの特別な時間をより高画質に残せるレンズ交換式カメラや、ライブで推しにフォーカスして撮影ができる超望遠タイプのデジタルカメラのニーズは、今後さらに高まると予想されます」と総括した。