ヘンリー王子夫妻が、自身のチャリティ団体アーチウェル・ファウンデーションの初年度に300万ドル(約3億9000万円)を寄付した。夫妻は、このチャリティで2021年から22年にかけて、1300万ドル(約17億円)を集めた。「ポジティブな男性性」に関するリソースガイドの作成や1260万回分のコロナワクチンの調達など様々な助成金を立ち上げた。
初回の報告書では、夫妻は今後オンラインのより良い環境づくりや助けを必要とするコミュニティへの援助などに焦点を当ててゆく意向である一方、2020年の設立以来サステナブルな企画やキャンペーンに関して、非営利団体へ寄付や投資を行っていることを伝えている。
ちなみにデイリー・テレグラフ紙によると、同チャリティは収入の23%を寄付したそうで、将来更に支援を増やす予定だという。
他にも、ヒューマン・ファースト・コアリションと共に、アフガニスタンから7400人以上を救出。ワールド・セントラル・キッチンと共に5万人分の食事を提供していた同団体は、昨年銃撃事件で19人の生徒と教職員2人が犠牲となった米テキサス州ユバルデ郡の小学校の運動場の建設を支援したり、ソーシャルメディアに関する緊急課題に取り組むためハーバード大学の19人の学生に奨学金を提供するなどしていた。
同チャリティのパートナー、ワールド・セントラル・キッチンの創立者でシェフのホセ・アンドレス氏はこう話す。「メーガンとヘンリーはアーチウェル・ファウンデーションを通して慈悲の心を形にしています。自分が直接知らない人々について、誰もが意見を述べる世界で、(サセックス)公爵夫妻は直接知らない人々に慈悲を持っています。彼らは意見を言うだけではなく、その困難に立ち向かっているのです」