元子役のドリュー・バリモアが、先日ゴールデンラズベリー賞の最低主演女優賞に12歳のライアン・キーラ・アームストロングがノミネートされたことに怒りを表した。その年の最低な映画や演技を選ぶラジー賞の名でもおなじみの同賞の候補に『炎の少女チャーリー』のライアンの名が挙げられたことに関しては先日、主催者側が謝罪。ノミネートを撤回するに至っていたが、同作の1984年版で同じく主役を演じていたドリューが、さらに子供を対象にすべきでないと自身のトーク番組で強く批判した。
「血が煮えくり返る気分。あの式典は1980年にギャグとして始まったもの。アカデミー賞の人をけなすバージョンのようなものね。私たちも馬鹿にされるしそれは構わないけど、ライアンはまだ12歳なのよ。これまでも子供がノミネートされたことはあったらしいけど、その時は非難されなかった。でも今回はそうはいかなかった」
「80年代はソーシャルメディアの力がなかったから、何か言われても『言わせておけ』って感じだったのよね。しかし現在は公に他人に恥をかかせたり、馬鹿にしたりする別のプラットフォームがある。それを彼らはその当時は予想していなかったけど、今回のことで分かったでしょう。小さい子たちにこんなことしないで欲しい」
ライアンのノミネートに批判が殺到したことを受け、同アワードの共同創設者ジョン・ウィルソンは、ライアンをブライス・ダラス・ハワード(『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』)、ダイアン・キートン(『マック リタ』)らが名を連ねる最低主演女優賞の候補からライアンを外すことを発表。今後18歳未満の俳優や映画製作者は対象外とするとしていた。