フリーランスの約30%が「発注者や事業者からハラスメントや精神的・身体的暴力」を経験

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(Charlie's/stock.adobe.com)
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 日本労働組合総連合会がこのほど、フリーランスとして働く人の契約に関する意識と実態を把握することを目的とした「フリーランスの契約に関する調査2023」を実施。その結果、フリーランスの約30%が「発注者や事業者からのハラスメントや精神的・身体的暴力」を経験していることが明らかになった。

 同調査ではネットエイジア株式会社の協力のもと、全国の20歳以上の男女で、フリーランスを本業として働く1000人に対して、インターネットリサーチを実施した。

 発注者や事業者と対等な関係を築けず、ハラスメントや精神的・身体的暴力を受けたことがあるか聞いたところ、「受けたことがある」が31.1%、「受けたことはない」は68.9%という結果に。仕事の内容別にみると、「受けたことがある」と回答した人の割合は理・美容関連で特に高く、51.5%と半数を超えた。

 また、ハラスメントや精神的・身体的暴力の内容を聞いたところ、「契約で定めた範囲を超えた無理・無茶な要求」(25.1%)が最も高く、続いて「仕事とは無関係の過剰なやりとり」(22.8%)、「仕事を外される」(22.5%)、「きちんと仕事をしたにも関わらず、難癖をつけて報酬や消費税を支払ってくれない」(21.2%)、「精神的な攻撃(脅迫・中傷・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)」(20.3%)が続いた。(連合調べ)

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