ガーシー参院議員、近く帰国し警視庁の聴取受けると宣言 N党・立花孝志党首は一転軟化「告訴したのが誰か分かる」

杉田 康人 杉田 康人
ガーシーこと東谷義和氏
ガーシーこと東谷義和氏

 NHK党の立花孝志党首(55)が27日、都内で会見し、警視庁から任意の事情聴取を求められている同党のガーシー参院議員(51)について「ガーシー本人から、帰国して事情聴取を受ける意思があるという連絡があった」と話し、事情聴取に応じる意向を明らかにした。

 立花氏は会見直前、ドバイ滞在中のガーシー氏にもオンラインでの会見出席を打診。かなわなかったが、LINEで「戻って来て事情聴取を受けたい、警察にも説明したいと。意思があることを伝えてください」との連絡があったという。

 ガーシー氏が警察に身柄を拘束される可能性や、身の危険から「これで帰ってこない。いい意味であきらめがついたのではないか」として帰国しないよう勧めていた立花氏。任意の事情聴取を受けるとしたガーシー氏の強い意思を受け「恐喝ではなく脅迫。名誉毀損(きそん)で、大した罪にはならない。国会会期中で、逮捕されることもない。警察も厳しく詰めたり、罰しようとしないと思う。僕は(任意聴取を受けるのは)いいと思う」と軟化した。

 帰国するかしないかは、ガーシー氏に任せるとした立花氏は「開き直ってどぎつい暴露をしてほしいが、ガーシーもいち日本人。日本に帰ってつぐなって、自由に日本を出入りできるようになったほうがいいと考えているのでは」と推測。「告訴したのが誰なのか、どんな内容なのかも分かるので、どっちに転んでもこちらとしては面白い」とした。

 警視庁はガーシー氏の弁護士を通じ、動画で著名人を脅した脅迫、名誉毀損の疑いで任意での聴取を求めている。

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