長井秀和が駅前で西東京市議選当選報告 カルト宗教問題「徹底的にやる」 タイタン退所も明かす 

杉田 康人 杉田 康人
西東京市議選当選から一夜明け、東伏見駅前に立った長井秀和
西東京市議選当選から一夜明け、東伏見駅前に立った長井秀和

 25日に投開票された東京都西東京市議選から一夜明けた26日、お笑い芸人の長井秀和(52)が同市の西武東伏見駅前に立ち、有権者に当選を報告した。3482票を集め、40人の候補中トップ当選。「市民の声を細かく拾っていくし、すくっていく。議会の不自然なことや不明瞭なことを、自分の目線で伝えて行く。議会が変わることは間違いないっ!」と、政治家としての決意を新たにした。

 無所属での出馬。公言通りのトップ当選を果たしたが「もっと大勝しなきゃいけなかった。組織があるところや現職が勝っている。投票率も40%に届いていない。40%を超えないと、無党派層は取り込めない」と分析した。4年間の任期に「結果を出してお応えしたい。政治家は結果がすべてのところがある。西東京市の認知度、注目度ともに上げていきたい」と語気を強めた。

 芸能界の仲間からも、当選を祝福する連絡が届いたという。「間違いないっ!」の決めゼリフでブレークし、かつては最前線を走ってきた長井。エンタメ業界での人脈を生かし地域振興を目指す。「都心にも近い。文化や芸能が花開くところなのに、宝の持ち腐れ。リーチ目がそろっているのに、西東京市はフィーバーせず議員たちは見過ごしてきた。今までの議員には任せられない。芸能人やインフルエンサー、ユーチューバーに一役買ってもらって、話題づくりを仕掛けていきたい」と腕を鳴らした。

 西東京市議選出馬に際し、所属事務所だったタイタンを9月に退所したことを明かした。「『応援も反対もしない』ということで、立候補することは事務所的にも芸能活動的にも影響があることだった。やめた方がスッキリしてよかった。もともと大道芸人だったので、芸能界にいる意識がない。芸能界はもう辞めているかもしれないけど、芸能活動は続けていく」と、退路を断っての政界挑戦だった。

 選挙期間中は『『エンタの神様』で見たというよりも、宗教問題で見たという人の方が多かった」と明かした長井。カルト宗教問題に対する有権者の期待も背負う。「徹底的にやる。統一地方選で、カルト問題にあらがう候補を擁立して、支援や応援をしていきたい。何も怖いものがない」と息巻いた。

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