年明けから新たなNHK大河ドラマ『どうする家康』(主演・松本潤)がスタートすることもあり、今「徳川家康」が話題になっている。
その肖像画からも明らかなように、ぽっちゃり体型で、イケメンでもなく、織田信長や豊臣秀吉と比べると、やや地味で老獪(ろうかい)なタヌキ親父のイメージが強いが、決してそれだけの人物ではない。学問にも熱心で、多趣味な教養人。幾度となく困難に遭遇し、もうダメだ…を繰り返す波乱の人生を送り、家康は天下人となった。
12月上旬に刊行された新書「家康クライシス~天下人の危機回避術~」(ワニブックス:定価990円税込)では、歴史学者・濱田浩一郎氏が、なぜ家康が天下を取ることができたのか?大河ドラマでは描きづらい人質生活など、“最強”徳川家康のサクセスストーリーをもとに最新研究を踏まえて、その生涯と戦略を紹介している。大河ドラマをさらに楽しむため最適の一冊です。