声優の古賀葵(29)が25日、都内で、テレビ放映に先駆け映画館で特別上映中のアニメ「かぐや様は告らせたい-ファーストキックは終わらない-」の公開記念クリスマス舞台あいさつに登場。〝かぐやイヤー〟の1年を振り返り、涙を浮かべる場面があった。
「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で11月に連載が終了した赤坂アカの漫画が原作のラブコメディ。今年4月から放送されたテレビアニメシリーズ第3期のその後が描かれた。舞台あいさつには、四宮かぐや役の古賀、藤原千花役の小原好美(30)、石上優役の鈴木崚汰(24)、伊井野ミコ役の富田美憂(23)が参加した。
クリスマスにちなみそれぞれが「欲しいプレゼント」を発表。古賀が「なんですかね~。う~ん」と悩む様子を見せると、小原が2本の指で円を作り小銭のシルエットをアピール。古賀は「あっ!それはもちろん!マネーは大事ですからね」といたずらっぽく笑った。直後に鈴木の「(作品は)愛でやってるから一応・・・ね?」とフォローを受け、「愛がほしいです!」と訂正し満面の笑みを浮かべた。
この日、主人公・白銀御行役の古川慎が不在のため「古川さんのここがすごい!」をテーマにトークを展開。古賀は「古川さんは内に秘めている沼のような黒い部分が本当に深い。古川さんの生まれてから今までの人生を見てみたくなるくらい、本当に深い深い部分を白銀御行にぶつけているところが圧倒される」と独特の表現で説明。「今回、現場に来られる時いつも古川さんは白銀御行さんを背負っているんだなと伝わるアフレコでした」と語った。
今年はアニメ3期のほか、7月に米ロサンゼルス、11月にニューヨークでのイベント出演、10月にはファンイベント「奉心祭in AKIBAHARA」、そして今作と「かぐや様づくし」の1年に。古賀は「私にとってかぐやイヤーだった年だなって思います」と振り返る中、新型コロナウイルス感染で出演が危ぶまれた奉心祭の話題になると、言葉に詰まり涙を浮かべた。「出れるか出れないか、どうなるんだっていうソワソワした感じだったんですけど、すごくキャストのみんなが本当に嫌な顔ひとつせずに助けてくれて。キャストの皆さん、裏で支えてくださったスタッフさんたち含めて、心強い、かっこいい、尊敬できる人たちと一緒にお仕事ができて改めて幸せだなと感じました。自慢ですね!」と胸を張った。