「少年革命家」として活動するユーチューバーのゆたぼんが、今月10日に日本一周の旅に使用した車「ゆたぼんスタディ号」の売却を発表したことを受け、愛媛県砥部町で基板(都市鉱山)のリサイクルをメイン事業とする会社「リバーズエコ」を経営する小川凌氏が21日深夜、自身の公式YouTubeチャンネルで、スタディ号購入に名乗りを上げた。
ゆたぼんは昨年12月、全国の不登校児と触れ合うための「ゆたぼんスタディ号」の資金を集めるためにクラウドファンディングを実施。約480万円を集めた。それまでYouTube上でゆたぼん親子に否定的な見解を示していた小川氏も8万円のリターンを購入したが、後に代理人弁護士から手数料を含めた8万220円が一方的に現金書留で届けられ、クラウドファンディング料を〝突き返された〟形となっていたという。
小川氏は21日深夜に「ゆたぼんのスタディ号、買います」と題した動画を投稿。ゆたぼんとの一連の〝騒動〟を経て、会社の企業理念が広く伝わったことに感謝を述べつつ、「このスタディ号、そんな厄介者扱いして欲しくない。ちゃんと支援をしまして、問答無用で送り返されて、それで終わりましたけど、大事に使うべきだと思う。そのまま、うちの事業に役立てたいと思います。なので、ゆたぼん君、あのスタディ号、売って下さい」と呼びかけた。
スタディ号の車両価格については、ゆたぼんの父で実業家の中村幸也氏が約300万円ほどであることを明かしていたが、小川氏は「50万円で買い取りさせていただきたいと思っています」とキッパリ。「高いか安いかは置いといて、あのトラックを僕も協力した1人として何かに活用させたいなと思っています」と語った。
その上で「僕の第一希望としては、寄付してもらうこと。必要としている人たちがあのトラックを欲しいといった場合は、寄付すべき。クラウドファンディングでお金を集めて得たものですから、それを個人の利益のためにするというのはちょっとずれた解釈じゃないかなと」と持論を展開。「もしくは、どうしてもお金が欲しくてしょうがないと、世の中全部お金なんだ、お金稼ぐヤツが偉いんだと、そういう風に思ってるんだったら、僕が50万円をお支払いしますから、それで喜んでもらえたら良いと思いますよ。しっかりと社会に役に立つようなものとして、再び使わせてもらいたいなと思います」と宣言し、「ゆたぼん君、ご検討していただければと思います。親父さんがどうこうではなくて、ゆたぼん君がどう思うかで判断していただければと思います」と訴えた。