スピルバーグ監督『ジョーズ』製作を後悔 サメの捕獲を助長 原作者は保護活動家に

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スティーブン・スピルバーグ監督
スティーブン・スピルバーグ監督

 スティーブン・スピルバーグ監督(76)が、大ヒット映画『ジョーズ』(1975年)を製作したことを心から後悔していると明かした。アメリカのリゾート地に現れた巨大な人食いザメを描いた同ホラー映画で大成功を収めたスピルバーグ監督だが、人々にサメの恐ろしいイメージを与えたことで、サメの捕獲を助長してしまったと考えているという。

 英ラジオ4に出演した際スピルバーグ監督は「サメが私に怒っているんじゃないかと感じる」と語り、サメを人食いとして描写した『ジョーズ』の公開後にサメ漁が盛んになってしまったことは「残念で仕方がない」「あの原作本と映画が原因によるサメの大量殺りくを、今でも心から後悔している」と続けた。

 専門家は映画の原作となった1974年発刊の同名小説とスピルバーグ監督の映画により、漁師だけでなく、狩猟者たちの多くがサメを戦利品目的で狙うようになったと分析している。因みに原作者のピーター・ベンチリーは、後にサメの保護活動家となっている。

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