独ベルリンで16日午前5時50分ごろ、水族館とホテルなどを併設した複合施設で高さ約14メートルの大型水槽が破裂する事故があった。水槽には、約1500匹の熱帯魚がいた。魚のほとんどが、割れたガラスの破片などともに流され、一部は道路にまで到達した。
95万リットル以上の水が流れ出し、約100人の救急隊員が駆け付けた。飛び散ったガラスの破片で2人が負傷。警察は万一に備え、ホテル客を避難させる対応を取り、正面の通りも封鎖された。この水槽は2020年に改修が行われていた。消防の広報は、水槽が破裂した原因はまだ不明だと述べた。
ホテルに宿泊していた人は「まさに大混乱だった。全体が破裂して、完全に壊れた水槽が残っている。そして魚の死がいと破片。まったく劇的な状況」と語った。
事故のあった「シーライフ・ベルリン」は、水槽をエレベーターに乗って見学できるサービスも提供していた。14メートルに及ぶ円筒形の水槽は、独立したものとしては世界最大であったという。