ロンドンで珍事件が発生した。警察が意識不明の女性がいると通報を受けアートギャラリーに入ったものの、そこにいたのはマネキンだった。11月に、ソーホー地区にある建物内に、危険な状態の人間がいると通報を受け、警官が駆け付けたが、そのギャラリーが閉まっていたことから、中に見える机に倒れた人間を救うため、室内に強行突破する事態となった。
しかし、その犠牲者はクリスティーナという名前の命のないマネキンで、展示されていたアートインスタレーションの一部だったことが判明。警官らはきまりの悪い事態に見舞われることとなってしまった。
この作品はストリートアーティスト、バンクシーの元エージェントでギャラリー、ラズ・エンポリウムのディーラーでもあるスティーヴ・ラザリデスが出資したもので、本人はこう話していた。
「ギャラリーでその日働いていたハンナがカギを締め、紅茶を飲みに上の階に行った時のことです。ドアのヒンジが外され、2人の困惑した警官を見つけたのです!」