コウモリの保護に『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 を利用 映画館を模したバット・ボックスを庭に

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写真はイメージです
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 英国でコウモリの個体数の減少を阻止するプロジェクトが発足した。ストリーミング・サービス「NOW」とコウモリの保護活動をするチャリティ団体「バット・コンサベーション・トラスト」がタッグを組み、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のNOWでの配信開始に合わせ、コウモリの住処「バット・ボックス」を特別にデザイン、無料で配布する予定だ。

 団体はこの 『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 を上映中の映画館を模したバット・ボックスについて、自宅の庭などに設置し、コウモリが快適に過ごせる配慮をして欲しいと呼び掛けている。

 英国でコウモリは絶滅危惧種の1つで、18の固有種のうち6種の存続が危ぶまれており、グレーター・マウス・イヤード・バットはたった1匹が生息。グレー・ロング・イヤード・バットは1000匹以下の生息と減少の一途をたどっている。

 コウモリを守るためにデザインされた今回のバット・ボックスのサイズは40センチ×40センチ、昔ながらの映画館に上映中の映画のタイトルが記されたライト、中には6つの小さなねぐらが用意されている。

 NOWとバット・コンサベーション・トラストのパートナーシップはテレビ司会者で自然や動物保護の活動家としても知られるベン・フォーグルによってスタート、ベンはネコに攻撃され怪我をした後、生態学者でコウモリのリハビリテーションの専門家エイミー・シュワルツによって保護されたヤマコウモリの「グリフ」に同ボックスを提供、こう話している。

 「初めてのバット・ボックスをゴージャスなグリフの助けを借りて設置できたことに名誉を感じている。今こそ、私たちはみんなの中にいるバットマンを外に出し、イギリスで最も危険に晒されている在来の動物の1つを守り助けなきゃいけない」「私たち全員の中にスーパーヒーローは必ずいる。危機を迎えているこれらの生物を助け認識を高めるのは私たちの義務だ」

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