アン・リー監督が、ブルース・リーの伝記映画の主役に息子メイソン(32)を起用した。映画『ブロークバック・マウンテン』『グリーン・デスティニー』などで知られるリー監督は、しばらくの間、作品を極秘で進めていたそうで『目撃者 闇の中の瞳』『ハングオーバー!!!最後の反省会』などに出演しているメイソンは、ブルース役に向けてこの3年間アジアで訓練を続けてきたという。
香港映画で世界的なアクションスターの地位を確立し、史上最も影響力のある武術家の1人でもあるブルースは、1973年に32歳の若さで他界した。
リー監督は、ブルースについて、デッドラインにこう語っている。「完全なアメリカ人としても、完全な中国人としても受け入れらなかったブルース・リーはカンフーを世界に紹介した東と西の架け橋であり、格闘技の科学者、武術とアクション映画に革命を持たらせたアイコニックなパフォーミングアーティストでした」
「私は、どこかに属することを渇望し、135ポンド(約61キログラム)の体に非常なる力を備え、たゆみない努力で夢を実現したこの素晴らしく、そしてユニークな人間のストーリーを語らずにはいられないと感じています」
ソニーの3000ピクチャーズによる同作では、リー監督ほか、ローレンス・グレイ、シャノン・リー、ベン・エヴァラード、ブライアン・ベルが製作を担う。