映画「ドラゴン―」出演の俳優が死去、82歳 ブルース・リーとの格闘シーンでファン魅了

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ボブ・ウォールさん
ボブ・ウォールさん

 武術家で俳優のボブ・ウォールさんが死去した。82歳だった。映画「ドラゴンへの道」「燃えよドラゴン」「死亡遊戯」でのブルース・リーとの格闘シーンで知られ、1月30日、ロサンゼルスで帰らぬ人となったことを遺族が発表した。

 ザ・ハリウッド・レポーターを通して発表された声明にはこう綴られている。

 「彼は、彼に出会った私達皆にとって強さとインスピレーションの柱でした。彼の光り輝く魂と遺産が忘れ去られることは決してありません。彼は素晴らしい武術家、終わることのないジョークの源、才能あるスピーカー、そして無類の無条件の愛とサポートを与える情熱的な人でした」

 タンスー道9段の黒帯を所持するボブは、1960年代に出会った同じく武術家で俳優のチャック・ノリスと親交を深めた。その後、空手スタジオ・チェーンの共同経営者となり、様々な映画で共演した。

 1973年作「燃えよドラゴン」でのリーとの格闘シーンは特に有名。ボブは2013年、リーが本物の割れた瓶の使用を求めたため、負傷してしまった逸話を明かしていた。「兄弟」のように思っていたというリーについて「ブルースが大好きだったよ。彼は私にとって兄弟のようなものだった。最初の映画に思い切って参加して本当によかったよ。そこでよい仕事をしたから、あと2本に出れたんだろね。一生懸命準備して、彼に言われたことは上手にできるようにした。彼はチャックと私に殴られ方を教えてくれたんだ。何時間もやっていたよ。私の武術スキルを使い、ブルースを専門家と受け止め、その指示に従い、24時間準備が出来ている状態だ。彼がそれを求めていたならね」と話していた。

 ボブは、1968年に結婚した妻リリアンさんとの間に4人の子供をもうけた。現在のところ死因は明らかになっていない。

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