熱い夏が過ぎ去り、肌寒さが深まって来た。
秋ならではのイベントも多く、過ごしやすい時期ではあるが、どこか物悲しく、センチメンタルな雰囲気を感じるのもこの季節の特徴だ。
だからこそこの季節は、しっとりとした哀愁漂うバラードを聴いて過ごしてみるのはどうだろうか。
今回はこの時季に聴きたい、おススメ韓国アイドルのバラード曲を紹介する。
◆1.BTS『Butterfly』
2015年11月30日にリリースされた4thミニアルバム『花様年華 pt.2』に収録。BTS(防弾少年団)の楽曲の中でも、とても叙情的な雰囲気を持つ楽曲として知られている。
当時、BTSの公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルに投稿された『BTS 花様年華 on stage : prologue』で、楽曲の一部が先行公開され、海や空の情景美とメンバーの演技が一層哀愁を加え、注目を集めた。
甘いギターサウンドが特徴で、包み込んでくれるようなこの曲は、まさに秋にぴったりの1曲と言えるだろう。
◆2.S.M. The Ballad『Miss You』
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)のキュヒョン、SHINee(シャイニー)のジョンヒョン、TRAXのジェイ、さらに現在PENTAGON(ペンタゴン)として活躍するジノの4人が集結し、S.M. The Balladとして発表した楽曲が『Miss You』だ。
S.M. The Balladは、大手芸能事務所SMエンターテインメントの“バラードプロジェクト”により作られたグループで、2010年11月29日にアルバム『Miss You』を発売。
それぞれ異なる魅力を持った4人が、表現力を発揮した切ないバラードナンバーである。
◆3.SHINee『An Encore』
2015年5月18日に発売された 、SHINeeの4thフルアルバム『Odd』の収録曲『An Encore』。
思わず聴き入ってしまう豊かなサウンドと、感性的なメロディーの調和が、ファンに感動を届ける。
繊細な歌詞を丁寧に歌い上げるメンバーは、この楽曲でSHINeeの歌唱力の高さを改めて証明しており、ライブのアンコール曲としても愛されている。
◆4.少女時代『One Afternoon』
アコースティックなサウンドで、のんびりとした午後を思い起こさせる『One Afternoon』は、2015年8月19日に発売された5thフルアルバム『Lion Heart』に収録されている。
明るいテンポではあるが、歌詞は叙情的で一層切なさが際立つのが、この楽曲の特徴だ。
成熟したメンバーの歌声と楽曲の感性が見事にマッチしており、ファンの間でも隠れた名曲として支持されている。
◆5.SEVENTEEN『Pinwheel』
SEVENTEEN(セブンティーン)のプロデューサー兼リードボーカルとして活躍するウジが作詞作曲を務め、ボーカルチームであるドギョム、スングァン、ジョシュア、ジョンハン、ウジの5人が歌ったユニット作品。
ボーカルチームから初となる、公式ミュージックビデオが公開された楽曲としても知られており、落ち着いた曲調の中に、メンバーそれぞれの魅力が溶け込んでいる。
この楽曲は2017年11月6日にリリースされ、2ndフルアルバム『TEEN, AGE』に収録された。
◆6.キム・セジョン『Plant』
女優やソロアーティストとして活躍する、キム・セジョンの1stミニアルバムのタイトル曲『Plant』。
鉢植えから誕生した、小さな生命から受けた思いが込められており、単調でありながらもどこか暖かさを感じる楽曲に仕上がっている。
人々に癒しと力を与える、キム・セジョンの爽やかな歌声は、人恋しくなる秋に彩りを加える。
◆7.VIXX『Badbye』
ゆったりとした曲調でありながら、HIPHOP要素を取り入れたこの楽曲は、『手の別れ(손의 이별)』というユニークな韓国語名が印象的だ。
つないだ恋人の手から、自身に向けた愛情や温もりが消えている悲しさを歌詞で表現しており、切ないメロディーが一層、心の悲しみを際立たせる。
この楽曲は2016年4月19日にリリースされ、VIXX(ヴィックス)5枚目のシングルである『Zelos』に収録されている。
(構成:松原すずの)