ディズニーが、初となるプラスサイズのヒロインが登場する身体醜形障害をテーマにした短編映画を製作した。『リフレクト』では、バレエを習っている少女ビアンカが、「目に映る自らの姿と闘い、内なる強さ、優美さ、力により、疑いの気持ちや恐怖心に打ち勝つ」姿を描いているという。
『アナと雪の女王2』やディズニー作品で初めて眼鏡をかけたディズニープリンセスが登場した『ミラベルと魔法だらけの家』を手掛けたディズニー・アニメーションのヒラリー・ブラッドフィールドが監督した同作は、実験的な短編映画シリーズ「ショート・サーキット」の中の1作となっている。
海外のディズニープラスで配信されている同作では、涙した視聴者も多いようで、バレエのレッスン中先生から「お腹を引っ込めて!首を伸ばして!」と言われ、鏡の中の自らの姿を悲しく思うビアンカの周りで鏡が砕けてゆくシーンもある。
身体醜形障害とは、身体的欠点について極度にこだわる症状がある精神障害だ。
2014年には、アメリカの高校生ジュエル・ムーアさんが「全ての体は美しい」というスローガンのもと、ディズニーにプラスサイズのプリンセスを描くよう求めた署名活動を始め、3万7000以上の署名を集めていた。