キム・ソヒョンが、新作ドラマ『偶然かな』でお茶の間に帰ってくる。
彼女の所属事務所IEUM#は「キム・ソヒョンが新作ドラマ『偶然かな』(脚本パク・グロ、演出ソン・ヒョヌク)の主人公イ・ホンジュ役にキャスティングされた」と明かした。
本作は、NAVERウェブ漫画における全盛期の始まりを知らせたロマンス漫画の代表作『偶然かな?』が原作で、10年前の初恋の相手に遭遇し、本当の愛と夢を探す若者たちの物語。
演出を担当するのは、ソ・ヒョンジン主演の『また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜(tvN/2016)』をはじめ、世界的ヒットを記録した『恋慕(KBS2/Netflix/2021)』などに携わったソン・ヒョヌク監督だ。
キム・ソヒョンは、過去の恋愛で負った傷により、恋に臆病になったアニメ制作プロデューサー、イ・ホンジュという平凡な会社員役を担当、これまで様々な役を演じ、毎作品繊細な演技を披露してきた彼女だけに、『偶然かな』で新たに人生最高のキャラクターを作り出すことが期待されている。
ところで彼女が、子役としてデビューした頃“リトル ソン・イェジン”と呼ばれていたのをご存じだろうか。
容姿や雰囲気がソン・イェジンに似ていることからついた別名だ。
今年7月には、キム・ソヒョンが自身のインスタグラムで自撮り画像を公開し、ソン・イェジンにそっくりな姿を披露。
また2020年には、韓国の各種オンライン コミュニティーで、ソン・イェジンの2010年頃の写真が公開され、ネットユーザーの多くがキム・ソヒョンだと断言、あまりにも酷似していたため、勘違いした人が続出したほどだった。
本人は、2012年に出演したSBSバラエティー番組『強心臓』で「ソン・イェジンさんはとても美しいので、似ていると思ったことはありません」と語っていたが、映画『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(原題:徳恵翁主/2016)』でソン・イェジンの幼い頃を演じ、高いシンクロ率でストーリーをより一層盛り上げた。
現在23歳になったキム・ソヒョン。過去、同映画に関するインタビューで、「“リトル ソン・イェジン”という修飾語に恥じない女優になります」と話していたが、その宣言通り、演技者としてのキャリアを積み重ね、韓国のドラマ界において役者としての地位を確立した。
その間には『製パン王キム・タック(KBS2/2010)』『太陽を抱く月(MBC/2012)』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(tvN/2016)』など、日本でも愛される作品に出演。
2014年頃までは、主に成人俳優の子役として活躍してきたが、以降、特別出演を除いては全作品主演を務め、作品の人気を牽引している。
最近では2021年に『王女ピョンガン 月が浮かぶ川(KBS2)』で、真心と勇気を持つ”ピョンガン姫”と、彼女の母ヨム王后の一人二役を熱演し、堂に入った演技でドラマの流れを導き、血の滲むような努力が垣間見える剣術アクションと、卓越した緩急演技で役になりきって好評を博した。
その結果、2021年の『第48回 韓国放送大賞』では、女性最優秀演技者賞と演技者部門人気賞を獲得。『KBS演技大賞』では、女性最優秀賞をはじめとし3冠王に輝いている。
どうやらキム・ソヒョンは、外見だけでなく高い演技力まで、韓国を代表する大物女優ソン・イェジンに似てきたようだ。
(構成:西谷瀬里)