「世界一汚い人間」とされた男性が死去した。数十年ぶりに身体を洗った数カ月後に帰らぬ人となった。
イランのファールス地方に住んでいたアモウ・ハジさんは病気になることを恐れ石鹸と水で洗うことを拒否して67年。同じ村に住む人々が洗浄を薦めるもかたくなに拒否していたが、ついに数カ月前身体を洗うことを決行していた。しかし、その後病気になり23日に94歳で旅立ったと、地元メディアは伝えている。
身体を洗わず、道路ではねられ死んだヤマアラシを調理せず食べたり、さびたオイル缶から汚水を飲むなどしていたハジさんだが、健康を維持していたそうだ。
さらにハジさんは、動物の糞を古いパイプで吸ったり、4本のタバコを同時に吸うなどしていた。多くの科学者らがその生活や身体への影響に興味を示していた。そしてハジさんの身体の中に生の肉に含まれる旋毛虫以外にバクテリアや寄生虫がないことが判明、驚愕の事態となっていた。