韓国で、間もなく放送を迎えようとしている、ソン・ジュンギ主演作『財閥家の末息子』(JTBC)に、視聴者が異議を唱えた。
本作はソン・ジュンギが、『ヴィンチェンツォ』(2021/tvN、Netflix)以来の本格ドラマ復帰作であり、1人2役を演じるという点でも大きな関心が寄せられた。
そして現在、“2022年最後の期待作”というキャッチコピーまでが付いている。
最近ようやくポスターが公開され、これらの人々とソン・ジュンギがどう絡まり合うのか、ますます視聴者に期待を持たせた。
しかしここに来て、一部のネットユーザーが共演俳優の過去の出来事を掘り起こし、“出演反対”の声を寄せる。
ソン・ジュンギが生まれ変わる財閥家の長男、チン・ヨンギを演じるユン・ジェムンだ。
とは言え、なぜこのタイミングでの出演反対なのか、それは9月末から続く韓国有名人による飲酒運転摘発と、遠からず関係があると見られる。
ユン・ジェムンは、2010年、2013年、2016年と、3度に渡り飲酒運転で摘発されている。
名バイプレーヤーとして、精力的に俳優活動をしていたため、いずれのタイミングでもドラマや映画、出演CМに多大なる影響を及ぼした。
最も話題を集めたのは、2016年に起こした3回目で、この時彼はこともあろうに“二日酔い解消飲料”の広告モデルを務めていたのだ。もちろん、モデルは降板。
そして同年、チョン・ソミンとダブル主演を務めた映画『パパと娘(邦題:パパとムスメの7日間)』が開封される予定だったが、事件を受けて公開が延期に。
翌年ようやく封切りとなり、ユン・ジェムン自身も制作発表会に登壇。事件以降の初の公の場だったため、謝罪に終始した。
しかし、翌日のプロモーション取材で再び事件を起こす。なんと泥酔状態で会場に現れ、マスコミに暴言を吐くなどの醜態をさらしたのだ。これが原因かは不明だが、『パパと娘』の興行は失敗に終わっている。
ここ一連の飲酒運転議論の影響を受けて、ユン・ジェムンの過去の不祥事に再び照明が当てられた結果、「ドラマは観たいけど、彼の出番が少ないといいな」「代替不可能な俳優ではないのに」「どうして彼にオファーしたの?」という、否定的なコメントが相次ぐという、新たな“飛び火被害者”が出てしまった。
(構成:Danmee編集部)