川が氾濫、浸水しても営業続けるタイのラーメン屋台「足湯に浸かっているみたい」と喜ぶ客たち

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 タイの中部ナコンパトム県で、人間の逞しさがにじみ出る仰天の姿があった。

 9月の暴風雨による影響に加え、北東部の複数のダムで放流があったことからターチン川が氾濫。川沿いで30年以上営業しているポンカモル・プランプレンプリーさんのラーメン屋台も浸水の被害にあった。しかし、ポンカモルさんの「店」はそんな状態でも営業を継続。動画によると、客は膝まで水に浸かりながらも、何もないかのようにラーメンをすすっている。

 ポンカモル・プランプレンプリーさんは「そりゃあ最初は店を開けるつもりはなかった。こんなに水浸しで誰がラーメンを食べに来るのか、と」と話した。

 そんな最中でも、足元に訪れる魚たちが元気をくれたようだ。ポンカモルさんは「でも魚がいたし、お客さんも来てくれたから力が湧いてきた。今は魚に餌をやるのが楽しみというお客さんがたくさん来てくれる。足湯に浸かっているみたいだと喜んでくれる」と笑みを浮かべた。

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