NHK党の立花孝志党首(55)が14日、国会内で党の定例会見に出席。NHKが2023年10月からの受信料値下げを発表したことについて「ネットから、スマホとかパソコンからお金を取りたいので(政府の)値下げの要求に、ここは言うことを聞くから、ネットでも受信料をもらえるようにしてくださいという姑息(こそく)な手段」とする党の見解を示した。
NHKは、月額1225円の「地上契約」の受信料を月額125円、衛星放送も視聴できる「衛星契約」を同220円値下げするとしている。立花氏は「お茶を濁すという表現が一番いいと思っています。今後、テレビの台数が減っていく復旧していかないというところでインターネットに乗り換えたいというのが明らか」と指摘した。
菅義偉前首相の総務相時代から、NHK受信料値下げを求められていたとし「お茶を濁すための値下げ。国民というより政府ですね。特に政治家や官僚、総務省の官僚、有識者に対してちょっと歩み寄っているふりをしている程度しか考えていない」と一刀両断した。
NHKのスクランブル放送化を、党の公約にする立花氏は「200円安くしたから『NHK頑張っている』みたいなものは、お茶を濁しているという表現がいいのか…国民をなめているということで、決して評価はしない」とした。