女優のジュディ・デンチ(87)は、テーマパークで80フィート(約24メートル)を落下するボートライドに自身を乗せたエージェントを、その場で解雇したそうだ。ユニバーサル・スタジオを訪れた際、ライドを試してみるよう勧められたジュディだが、それが水面めがけて急降下するものだとは知らされていなかったという。
ポッドキャスト番組「アクティング・フォー・アザーズ・プレゼンツ」に出演したジュディは、当時を振り返り「私達はロサンゼルスにいて、私のエージェントに『あなたをユニバーサル・スタジオに連れていかないと』って言われたの。私は、空中に突き上げられるようなものは嫌だって彼女に伝えたわ。そして私達は小さなボートに乗った。本当にチャーミングだったわ。でも突然、水面めがけて80フィート落下したの。私はカンカンで、その瞬間に彼女を解雇した。『あなたクビよ』ってね」と話した。
また2012年に目の疾患である加齢黄斑変性(AMD)と診断されたジュディは、せりふを覚えるのに苦労をしているとして「もう読むことができないの。それってすごく退屈よ。見えないんだもの。役を覚えるのもイライラするのよ」と語った。
芸術鑑賞はまだ可能なようで、今回一緒に出演したイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーから以前贈られたという自作のウサギの絵について「トイレに飾ってあるわ。直ぐ私の近くに。とても美しい」と称賛していた。
そんなジュディは7月、引退は一生しないつもりであることを明かしていた。