ミュージシャンのロジャー・ウォーターズ(79)が、ウクライナの殺害リストに自分の名前が載ったことを明かした。ロシアのウクライナ軍事侵攻に関してコメントを繰り返しているロジャーだが、遂にウクライナで指名手配者となったという。
ロジャーはローリングストーン誌に「ウクライナ政府がサポートしている殺害リストに私が載っている。いかれたリストにね。実際最近殺しているんだ。殺した場合、その写真に『清算済』って書かれるんだ。その写真の中の1人が私なんだ」と語っている。
更にウクライナにいる人々が自身の評判を傷つけようとしているとして、「私がブログで書いたことか何かを批判しているものを読んだ際はその出典を確かめるんだが、毎回行きつくのはukraine.orgさ」と続けた。
一方ウラジーミル・プーチン大統領はNATO加盟国の態度を理由に、やむなく侵攻を開始したとロジャーは考えているという。
「ロシアのウクライナ侵攻を後押しするべきじゃなかった。西洋諸国の政府に外交手段を示唆しながらロシアはそれを20年も避けてきたんだ」と主張。
先月にはプーチン大統領にウクライナでの「凶悪な戦争」を終わらすよう公開書簡を送っていたロジャー。アメリカやNATO加盟国への批判も交え「アメリカやNATOが、数バレルの石油の為に他の主権国家を侵略していることは分かっていますが、だからと言ってウクライナへ侵攻するべきではありません」と綴っていた。