米人気ラッパーが59歳で死去、友人宅で遺体発見 ドラッグや関連器具など発見されず

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写真はイメージ(9dreamstudio/stock.adobe.com)
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 米ラッパーのクーリオが死去した。59歳だった。長年マネージャーを務めたジャレズ・ポージーによると28日、ロサンゼルスの友人宅で亡くなっているのが発見されたという。

 同日午後4時ごろに救急隊員がかけつけたもののその後死亡を確認、警察の捜査でドラッグや関連の器具などは発見されなかったとTMZが伝えている。

 クーリオのマネージャーによると、現場の救急隊員らはバスルームで心停止を起こした疑いを持っていたという。現在死因の調査が開始されたが、犯罪の疑いはないことが確認されている。

 クーリオこと本名アーティス・レオン・アイビー・ジュニアは、1963年、米ペンシルベニア州生まれ、コミュニティカレッジを終え消防士となり、その後空港の警備業務に就く。1980年代に音楽にシフトし87年にデビューシングル『ワチャ・ゴナ・ドゥー?』をリリース、その後WC&マッド・サークルの一員としてブレイクを果たす。ちなみに同グループのDJクレイジー・トゥーンズは2017年に心臓発作により45歳で他界している。

 そして1990年代半ばにクーリオは『ギャングスタズ・パラダイス』で世界的な知名度を獲得、スティーヴィー・ワンダーの『楽園の彼方へ』をサンプリングした同曲は、米ビルボードで3週に渡りトップに君臨し1995年のグラミー賞で最優秀ソロ・ラップ・パフォ-マンス賞を受賞した。

 他にも『ファンタスティック・ヴォヤージュ』といったヒット曲で知られるクーリオは8枚のソロアルバムを発表、2009年の『フロム・ザ・ボトム・トゥ・ザ・トップ』が最後の作品となった。

 また、1990年代に放送されたニコロデオンのシットコム『キーナン&ケル』のテーマ曲『アウ、ヒア・イット・ゴーズ!』でも知られており、音楽業以外ではシェフとして自身のサイトで「クッキンwithクーリオ」を展開、2009年のリアリティ番組『セレブリティ・ビッグ・ブラザー』を含め多数の映画やTV番組にも出演していた。

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