くまモンが東京オフィス開設 首都圏で4月以降250回出勤の多忙ぶり 念願の活動拠点に「仕事がはかどるモン!」

杉田 康人 杉田 康人
東京オフィスの発表会見で、熊本銀行の野村俊巳頭取(左)と熊本県の内田清之東京事務局長と記念撮影するくまモン
東京オフィスの発表会見で、熊本銀行の野村俊巳頭取(左)と熊本県の内田清之東京事務局長と記念撮影するくまモン

 熊本県のPRキャラクター・くまモンが21日、東京・八重洲に東京での活動拠点となる東京オフィスを開設した。記者説明会にスーツ姿で出没し、熊本県庁とのウェブ会議や仕事机を取材陣に公開。ゆるキャラ初のノマドワーカー(決まった場所に滞在せず、仕事場を転々とする人)となったくまモンは「この東京に、僕のオフィスができて嬉しかモン!僕専用の机もあって、仕事がどんどんはかどるモン!熊本のよか所もPRできるよう、頑張るんだモン!エイエイモーン!」と喜んだ。

 くまモンは、関連商品の累計売上が2021年までに1兆円を突破したらつ腕の熊本県営業部長兼しあわせ部長。同県の内田清之東京事務所長によると、首都圏だけでも4月からこの日までに250回出動。あまりのハードスケジュールに、心配する声が上がっていた。

 熊本銀行が、グループ企業の福岡銀行が運営するコワーキングスペース「DIAGONAL RUN TOKYO」への入居を熊本県に提案。出動の合間にリモートワークや休憩できるスペースが確保されたくまモンは、勝手に自身の年表や熊本の展示を始めるなど大はりきり。10月9日までの約3週間、同地で「くまモン、東京にオフィスをつくるモン!」と銘打ったコラボイベントを行うことになった。

 熊本県庁くまモングループとのウェブ会議では、部下の県職員からの「部長~!ちょっと(ウェブ画面の)顔デカすぎます」「しっかりPRお願いします」「ちゃんと帰ってきてね」「おいしいもの食べ過ぎないでね」との声に耳を傾けていたくまモン。共有スペースではノートパソコンのキーボードをバコバコ叩いたり、休んだりしていた。イベントでは名刺交換や記念撮影会を行い、熊本県のPR活動に励む。

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