“第1世代アイドル”として、K-POPのパイオニアと称されたH.O.T.(エイチオーティー)メンバー、カンタの発言が注目を集めている。
所属事務所SMエンターテインメント(以下、SM)の理事としても活躍する、彼の気になる発言とは?
H.O.T.は、かつて”韓国のSMAP”とメディアで紹介されることもあった、国民的アイドルグループ。
1996年、SMの男性アイドルとしてデビューを飾ったH.O.T.は、現在まで引き継がれているK-POPのフォーマットを作り上げた。
90年代後半~00年代前半、彼らの人気は実にすさまじく、後にSMが築く“K-POP王国”の土台を作ったと言っても過言ではない。
現在は、H.O.T.という名前は残しているものの、公式的な活動は行っていない状況だ。
そんな中、メインボーカルを担当していたカンタが活動を再開。
去る8月20日に、韓国の水原(スウォン)ワールドカップ競技場で開催された『SMTOWN LIVE 2022:SMCU EXPRESS』でパフォーマンスを披露した。
そして、デビュー26周年の記念日である9月7日、4thフルアルバム『Eyes On You』をリリース。彼の17年ぶりのカムバックは、韓国で大きな反響を呼んでいる。
そんな中、カンタはアルバムプロモーションのため、ラジオ番組にゲスト出演。そして、何気なく発したある一言が話題を集めている。
それは、SMの理事を務めているカンタの「SMの次の理事は、東方神起(TVXQ)のユンホ」という発言だ。
SMの理事は、歌手のBoA(ボア)やカンタなど、K-POP界で大きな功績を残したメンバーが抜擢されている。
そんな彼が、ユンホを次期理事の候補に挙げた大きな理由は、彼の人望の厚さにあるようだ。
ユンホは、韓国芸能界を代表する情熱家の一人であり、「情熱があれば、できないことはない」という名言を残しているほど。
最近は、ステージでの活躍はもちろんのこと、バラエティー番組などにも積極的に出演、何に対しても情熱溢れる姿を見せている。
また、K-POPという厳しい道を乗り超えて来た“重鎮”として、前途有望な事務所の後輩アイドルの育成にも尽力しているようだ。
しかし、何事にも真剣で熱心すぎるがゆえに、時には後輩たちから、いじられる(?)ことも。
2018年、KBS2バラエティー『ハッピートゥゲザー4』の“SM特集”の中で、後輩アイドルがユンホの“熱さ”について暴露。
まずBoAが「SMには、“ユンホタイム”がある」と伝えると、後輩であるEXOのベッキョンとセフン、NCTのテヨンとジェヒョンらが次々とエピソードを証言したのだ。
ベッキョンは「ユンホ先輩が、後輩のモニターを全てやって、アドバイスをしてくれる」と言いつつも、「ただ‥、その時間が長くて‥」と、“ユンホタイム”の実体をばらし、スタジオの爆笑をさらった。
何事にも真剣で、愛情深い彼だけに、後輩への熱心なアドバイスが、ついつい長くなってしまうのだろう。
しかし後輩からしてみれば、ユンホは大先輩ながらも、その彼を楽しくからかうことができるのは、それだけ彼の懐が大きいということではないだろうか。
トップアーティストにも関わらず、謙虚な姿勢と誠実さ、そして常に熱い情熱を持つ彼は、後輩アイドルたちの手本という評価も受けており、彼をロールモデルにあげる有名人も少なくない。
だからこそ、そばでユンホを見続けてきた現理事カンタも、「彼には、理事としての素質がある」と見抜いたのだろう。
“ユンホタイム”を通じて、後輩とコミュニケーションを取るユンホには「SMの理事になって欲しい!」「彼こそ、理事に相応しい」という声が上がっている。
(構成:酒井知亜)