K-POPガールズグループが、ポップの本場で躍動している。その先鋒に立つグループの面々を見ると、BLACKPINK(ブラックピンク)やTWICE(トゥワイス)といった大物アイドルから、IVE(アイヴ)やLE SSERAFIM、NewJeansなどの第4世代アイドルまで、その顔ぶれは実に幅広い。
彼女たちの快進撃は、BTS(防弾少年団)をはじめとする、人気男性アイドルに負けない勢いを見せているようだ。
9月16日、韓国メディアのスポーツソウルは、自社の電子版コラムで、K-POPガールズグループの活躍を詳細に紹介した。
まず、世界で最も人気の高い女性アイドルグループと評されるBLACKPINK。彼女たちは、2ndアルバムの先行公開曲『Pink Venom』で、3週連続でビルボードメインチャートにランクイン中だ。
ビルボードチャートの“Hot100”では、22位→53位→67位と100位以内をキープしており、“Global200”では3週連続1位達成という快挙を成し遂げている。
BLACKPINKは本日(9月16日)13時、2ndアルバム『Born Pink』をリリースした。果たして、さらなる記録を打ち立てられるだろうか。
そんなBLACKPINKと共に、K-POPガールズグループの世界的人気をけん引しているのはTWICEだ。8月26日に発売したミニアルバム『BETWEEN 1&2』で、“Billboard200”で3位にランクインし、健在ぶりを証明して見せた。
また、主要チャートの1つである“Artist100”でも、1位を獲得。現在、2週連続トップ10入りを果たしている。
一方、デビュー年数が浅い第4世代アイドルの活躍も注目の的だ。
その先頭に立つのが、2021年12月にデビューしたIVE。8月に発表した新曲『After Like』は、“Global”と“Global200”でそれぞれ13位と27位を記録。第4世代アイドルの中では、最も高い順位となった。
IVEは韓国国内チャートでも、BLACKPINKとTWICEに顔負けの成績と人気を誇っており、世代交代のシンボルとも称されている。
そしてBTSを輩出したHYBEが、満を持して世に送り出したLE SSERAFIMとNewJeansも、アメリカの音楽市場で一目置かれる存在として浮上した。
LE SSERAFIMは、デビュー8日後の5月10日から“Global”に初チャートインして以来、9月13日まで19週連続チャートインという、K-POP史に残る空前絶後の記録を残している。
そんなIVEやLE SSERAFIMに負けじと、その存在感を表しているのが、去る7月にデビューしたNewJeans。デビュー曲『Hype Boy』と『Attention』は、“Global”で35位と42位に、“Global200”では56位と62位にランクインした。
第4世代アイドルの場合、BLACKPINKやTWICEのように、ビルボードメインチャートにはまだ名を刻んでいないものの、デビュー年数を勘案すると、これからのポテンシャルが大いに期待される。
注目すべき点は、過去に比べて明らかに速くなったチャートインまでの時間だ。
かつて“雲の上の世界”と比喩されていたビルボードチャートは、デビュー1年未満のアイドルグループもチャートインできるほど、身近なものになっている。
このスピードなら、短時間でメインチャート入りする第4世代アイドルが登場し、BLACKPINKやTWICEの地位が脅かされる日が、近い将来訪れるかもしれない。
特に、韓国エンターテインメント企業のアメリカ現地法人の設立や、現地のエンターテインメント企業とのパートナーシップが加速化しており“K-POP”のスケールが、その大きさをさらに増している。
その恩恵を享受する第4世代アイドルの急成長は、疑問の余地がない。
世界における、K-POPガールズグループの“地殻変動”はすでに起きているのだ。