元AKB48の「三銃士」が抱えていた葛藤と現実「下品な人生は歩みたくない…」

福島 大輔 福島 大輔
ポーズを決める西野未姫=東京・渋谷区のツインプラネット(撮影・三好信也)
ポーズを決める西野未姫=東京・渋谷区のツインプラネット(撮影・三好信也)

 アイドルグループ・AKB48の次世代エース候補として期待されつつ、2017年3月に卒業し、現在はタレントとして活動している西野未姫(21)。AKB時代から定評のあるド派手なリアクションやぶっちゃけトークで人気となり、自身のポジションを確立。だがその裏には、人知れず抱えていた葛藤があった。

 グループを卒業して丸4年が経過。「今までの生活がどれくらい恵まれていたか…。現実を突きつけられたというかこれが現実なんだなと、すごい思い知った」と笑いつつ、「卒業して半年間は事務所も入らず、フリーで活動しながらバイトして、芸人さんとかとの仕事がたまに入ったら、それに行って…」と話した。

「三銃士」として人気も…〝塩対応〟などで自滅

 中学1年時にAKB48に加入。早々に将来を嘱望され、岡田奈々、小嶋真子とともに「三銃士」と称された。だが、期待された選抜常連といったポジションに上り詰めることはなく、志半ばでグループを去る決断をした。

 伸び悩んだ理由を、西野は「いっぱいあるんですけど…。最初の『三銃士』と言われてたころの、〝かわいい、天使の未姫ちゃん〟っていうイメージのままで進んでたら、可能性はあったと思うんです。ただそこから、キャラがバラエティー寄りになって、体形も太っていって、握手会でも塩対応しちゃったりとか…。自分の行いが響いちゃった。もちろん、全部自分が悪いんですけどね。今としては自分を殴ってやりたいぐらい申し訳ないと思っています」と反省を口にした。

 「常識もないし、勉強もしてこなかったので、他にやりたいこともなかった。大学も出てないし、どうやって社会に出て行くか分からなかったので」という一面と、「卒業してからの未練というか、まだ結果残してなかった。やり切ってから、この業界を辞めたいと思った。卒業が17歳だったので、20歳まではどんなに仕事がなくても、とりあえず芸能界で頑張ろうと思っていた」という一面を抱え、卒業後もタレント活動を継続。約半年はソロのアイドルとして活動したが、「ガチで売れるぞ!っていうんじゃなくて、バラエティーに行くにしても、何かエビソードがあった方がいいかと思って」というもくろみだった。その後は予定通り、バラエティー番組に進出。しっかり爪痕を残し、現在につなげている。

アイドル時代から「かわいい」が苦手

 西野はバラエティーについて「本質的には自分に向いてると思う。自分をかわいく飾って、ファンの方がキュンキュンするような言葉とか、あまりうまくできなくて…。普段からも、どちらかというとバラエティー寄りな生活ですから」とニッコリ。「AKB時代も、『かわいい』と言われるのが逆に恥ずかしかったんですよ」と意外な事実も明かした。 

 とはいえ、現在の仕事については「自信はない。とにかく必死にもがいてたらこうなっていったという感じです」と謙虚。破天荒なキャラ付けについても「来たお仕事を全力で悔いのないようにやったりとか、求められたことに対して思ってた以上に返さないと…という気持ちでやってたら、ついつい過激になってしまった。なりたかった形ではないんですよね」と淡々と語った。

「下品な人生を歩みたくはない。体は張りますけど…」

 それでも、卒業して4年を経て「最近は少しは、落ち着くようになって。今まではガチャガチャして、うるさいイメージあったかもしれないけど、グラビアとかファッション誌に出させていただいたりとか」と手応えも。「下品な人生を歩みたくはないんです。下品になりたくてなったわけじゃない」と本音も漏らした。 

 今後については「ありのままの、気を張った状態じゃない自然な自分を出していければ。『本当の自分だったら、しないだろうな』ということを無理してやるのはやめようかと。無理をしてウケたとしても、結局叩かれたり炎上したりもしますし…。そうなるのって、誰も求めてない、誰も幸せにならない、見てる方も不快になるだけですしね」と、身をもって学んだ〝教訓〟も口に。「もちろん、体を張ることはしますよ。パンストかぶったり、鼻フックとかはやり続けますし…。求められれば、ですけどね」と、冗談交じりに明るく締めくくった。

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