「エリザベス女王が使ったティーバッグ」166万円でネットオークション出品 即削除

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 エリザベス女王
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 エリザベス女王が使ったとされるティーバッグが、eBayに出品されるも削除される事態が発生した。8日に96歳で死去した女王に向けて世界中が敬意を払う中、関係した記念品を売る人々が増えている。

 アメリカ、ジョージア州ディケーター在住のある出品者が1万ポンド(約166万円)以上でリプトンのティーバッグを出品、同サイトには1998年にウィンザー城からこっそり持ち去られたもので「歴史的一品をその手に!貴重です!」と綴られ、同出品者は「インスティテュート・オブ・エクセレンス・イン・サーティフィケーツ・オブ・オウセンティシティ(IECA)に認定された一品」とうたっていた。

 同サイトのユーザーからは、「アメリカのお気に入りのお茶」リプトンゆえ、アイテムの真偽を疑う声が上がり、元英王室の高官の1人は「陛下はアールグレイ、そして時々ダージリンだった。ティーバッグは飲まなかった」と明かしていた。

 一方、IECAの証明書には「オンラインオークションに出品された、ティーバッグはエリザベス女王が使用したもので、ウィンザー城でゴキブリ退治に雇われた駆除業者によって持ち出されたものです」と記されている。

 今回の出品物はツイッターでも話題に上がり、あるユーザーは「何でも買う人間がいるんだ」と、また別のユーザーは「そうか、4億ドル(約571億円)のダイヤモンドを所有する君主は、アメリカのお気に入り、リプトンの紅茶を飲んでいるんだ」と冷やかしコメントをしている。

 ほかにも「女王が使用したっていうのは信じられない。もしそうだったとしても実際にイングランドの女王だった人間が『アメリカのお気に入りのお茶』というラベルのものを飲んでいたなんて失望」といった声も寄せられていた。

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