大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)で〝若者層を取り込むカルチャーの創造力〟を目指した日本相撲協会公式グッズが発売される。ビームスから誕生したビーアット社のプロジェクト「BE AT TOKYO」と、大相撲中継コンテンツ「ABEMA大相撲LIVE」がタッグを組み、プロデュースした。
ファーストコレクションでは、ストリートカルチャーをオマージュしたデザインTシャツ、明治40年創業で東京都墨田区両国に実店舗を構えるキングサイズの専門店「ライオン堂」の別注Tシャツといったカルチャー色の濃いファッションアイテムのほか、「ABEMA大相撲LIVE」のビジュアルを採用したTシャツ、ポスター、クリアファイル、「BE AT TOKYO」のメイングラフィックを手がけたデザインユニット「GOO CHOKI PAR(グーチョキパー)」による四股名入りタオルや手拭いが制作された。
ライオン堂別注Tシャツは、明治40年創業、東京都墨田区両国に実店舗を構えるキングサイズ専門店「ライオン堂」が、オリジナルで制作・販売している厚手のTシャツをベースに、性別や体型を問わずビッグサイズを体感できるように細かいスペックを別注した。
力士Tシャツは誇張されたデザインとコラージュ、贅沢な色使い、ヴィンテージ風な加工と、通称「ラップT」と呼ばれるヒップホップのアーティストTシャツをデザインソースに起用。第一弾は照ノ富士、正代、御嶽海、貴景勝らが登場する。
ABEMA大相撲LIVE TシャツはGOO CHOKI PARがデザインを担当する「ABEMA大相撲LIVE」のグラフィックと連動、大相撲ロゴをフロントにプリント。タオル・手拭いはGOO CHOKI PARが力士名でオリジナルフォントを制作し、会場内で力士を応援するためのタオルと手拭いを制作。クリアファイル・ポスターにはGOO CHOKI PARがデザインを担当する「ABEMA大相撲LIVE」が本場所毎に制作するビジュアルを採用した。
本場所開催中は国技館内の売店やスタジオ「BE AT STUDIO HARAJUKU」のほか、ビーアットの各社オンラインサイトでも販売予定。また、ファーストコレクションのビジュアルはフォトグラファーの三ツ谷想氏が担当。大相撲とファッションという今までにない異業種のコラボレーションを、虚構と現実を写真の上で組み合わせるデジタルコラージュの手法でビジュアル化した。