元プロレスラーの天龍源一郎(72)が、広範囲に渡る頸髄損傷のため入院していることが2日、分かった。娘の嶋田紋奈(あやな)さんが代表を務めるプロレス団体・天龍プロジェクトが発表した。
公式ホームページでの説明では、最近のケガによるものではなく「長年の現役生活において負ってきた身体への負担がこの程、症状として顕著に出てきたもの」とした。
医師の診断では「神経の圧迫状況から考えうる自体として、突然死のリスクが非常に高い」状態だとしながらも「今回の入院はそれを回避するためのもの」と、ただちに大きな危機はないとした。
すでに発表している天龍プロジェクトの大会や、イベントなどは欠席する予定。嶋田紋奈代表は「大将が帰ってくる日までしっかりと天龍プロジェクトを守り、努めて参ります」と、看板不在となった団体を守る決意を表明した。
天龍は2015年11月15日の同団体両国国技館大会のオカダ・カズチカ戦で引退。39年に及ぶレスラー生活に幕を下ろした。大相撲には1963年に入門しており、約53年間土俵とリングの第一線で活躍した。