米伝説ロックバンドのブロンディが、銃撃部隊によりライブを中断された過去を明かした。1970年代にニューヨークの伝説的ナイトクラブ、CBGBで起きたそうで、当時のライブビデオをある意味より良くしてくれたと本人らは確信しているそうだ。
クラブでの思い出についてシンガーのデボラ・ハリー(77)はヴァルチャー誌に「デヴィッド・ボウイとイギー・ポップとのツアーの直前のこと。銃撃部隊が入って来て。全員勢ぞろいの銃撃部隊がね」と語った。
ギターのクリス・シュタイン(72)は、「消防隊が呼び出された。そして当時プラズマティックスのマネージャーだったロッド・スウェンソンがあの夜の私たちのショーをビデオ撮影していた。確実なのは彼(ロッド)はビデオの内容が良くなるからと消防隊に電話をかけたこと」と続けた。
また、同クラブについてクリスは、自分たちのコミュニティを作ってくれたとしてこう感謝の意を語っていた。
「まるで自分たちの家のようだった。あそこで随分時間を過ごしたよ。70年代後半、80年代前半ぐらいにやたらと注目が集まるようになって、あの場所は初期のような雰囲気はなくなった。(オーナーだったヒリーの)アパートメントみたいで、大きな椅子や本棚、ソファーなんかがあったんだ。とんでもなくエキセントリックな雰囲気だった。ヒリーのビートとライフスタイルに、いつも繋がりを感じていた」
一方のデボラは「多くの人がCBGBについて理解していないことの1つに地域と繋がり的なものがある。今でもイギリスにはあるけど、近所の皆が行くパブが、それぞれの小さな地域にある。CBGBが、私たちの小さな下町エリアのそれだった」と付け加えた。
更にデボラは現在まで着てきた全ての衣装を保管しているそうで、「アルバムを含め、自分が今まで来たほとんどすべての衣装の倉庫部屋があるわ」と明かしていた。