学校の授業でおそわった「電気抵抗」。
しかし大人になって社会生活をしているとそれを意識する機会は極めて少ない。実際は身の回りの電化製品は必ずと言っていいほど電気抵抗が作用して動いているのだが…。
今SNS上ではその電気抵抗をわかりやすく確認するための器具「めちゃくちゃ抵抗する抵抗」が話題をよんでいる。
「『抵抗』って名前なんだから、もっと激しく抵抗する様を見せてほしい。
これが本当の抵抗だ! ってのを作りました。
激しく抵抗する『抵抗』が見てみたい」
とこの器具の実験動画を紹介したのはNEKOPLA斎藤さん(@kawausokawauso)。
その独特のデザインと激しいムーブにSNSユーザー達からは
「電動マッサージ機みたいだ。」
「ダメだ、心が汚れてるから違う物に見えるww」
など数々のコメントが寄せられている。
斎藤さんにお話を聞いた。
野中比喩(以下「野中」):今回の作品は私のような電気初心者も学生の時なんとなく見た事あるパーツですが、制作の経緯は?
NEKOPLA斎藤(以下「斎藤」):ガジェットを制作するとき、頻繁に目にする基本的なパーツが「抵抗」です。誰が見ても一発で抵抗と分かるような独特な形と色をしているため、これをモチーフにして何かできないかと漠然と考えていました。そんなとき、「抵抗って名前なんだからもっと抵抗して欲しいよなあ」と、ダジャレみたいなことを思い付いたので、ほとんど勢いで作ってみた感じです。
野中:見ていてとてもインパクトがありました。
斎藤:大きめの振動モータを使ったので、「激しく抵抗する」という部分は上手くいったかなと思います。ちゃんと普通の抵抗としても使えるように作れたのも満足です。
その反面、あまりに振動が激しいので、中でモータが暴れてものすごくやかましいです。軽く掃除機くらいの騒音はあるので、長い時間撮影をしていると家族から苦情が来て大変でした……。
野中:動画より実物の方が音や床の振動もすごかったでしょうね…このようなガジェット作品を作りはじめたきっかけは?
斎藤:ガジェット作りをはじめたのは、ライターとして活動しはじめたのがキッカケです。当初はものづくり系の記事は書いてなかったのですが、いろんな記事が幅広く書けた方がいいだろうと思い、「日常にある物」をモチーフにしたオリジナルのガジェット作品制作をはじめました。作った作品は記事にして、各種メディアで制作過程などを公開しています。
なので最初は記事のために作っていたのですが、その後はズブズブと制作にハマっていき、今では作品づくりが主で、良いのができたらそれで記事を書くというスタイルになっています。
野中:とても楽しそうなのが伝わる記事で楽しく読ませていただいてます!
斎藤:どんどん新ネタは思い付くので、これからも隔月くらいの頻度で新作を作っていけたらなと思います。
◇◇◇
これからも斎藤さんの、日常にありそうで非日常な作品づくりに期待したい。
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