青森県のご当地ダンス&ボーカルユニット・りんご娘を3月に卒業し、4月から活動拠点を東京に移したタレントの王林が、このほどよろず~ニュースの取材に応じ、2日に放送された日本テレビ系音楽番組「THE MUSIC DAY」での、大先輩との念願の共演を振り返った。
放送では、フィギュアスケーターの村上佳菜子、元乃木坂46で日本テレビの市來玲奈アナウンサーとともに、Perfumeと共演。大ヒット曲「チョコレイト・ディスコ」を披露した。
青森発のご当地アイドルだった王林にとって、Perfumeは熱烈な憧れの対象だった。「グループの方向性とか方針を、ずっとPerfumeさんをお手本にしてたんです。広島発で、広島から世界へ、拠点は東京にしても広島愛を忘れない…という姿勢もそうです」という。
Perfumeとの出会いは、りんご娘在籍時代にさかのぼる。「Perfumeさんが青森にライブに来て下さったことがあって、その時にメンバー全員で勉強に行かせてもらったんですけど、その時のMCにすごい〝愛〟を感じたんです。青森のこともすごい言って下さって、青森も広島も大事にしていて、スタッフさんやファンの方への感謝にもあふれてて…。もう人柄にやられちゃった」と、一目で魅了された。
それだけに、今回の共演の感動はひとしおだった。「それぐらい憧れてた方と同じステージに立ったというのは、めちゃくちゃ感慨深かったです。りんご娘も、自分たちの持ち曲がかった時代は、ライブでもPerfumeさんの曲をカバーさせていただいてたし、地元のお祭りで勝手に踊って歌って…ってやったことがあって、本物のPerfumeさんと〝公認〟人前で踊る日が来るとは思いませんでした」と、いまだに興奮が冷めやらない様子で熱く語った。
実際に接した印象についても「優しさがすごくて、リハーサルの時には私たちのことまで考えて、細かいところまで向き合って下さいました」と感激しきり。「しかも、私がりんご娘を辞めたこととかも知って下さってて、『また王林ちゃんの姿見れると思ってなかったからうれしい』って。あ~ちゃん(西脇綾香)さんには「いつも妹(西脇彩華)と『歌うまいね』っていいながら見てた」って言われて、すごくうれしかったです」と目尻を下げた。
毎日のようにテレビに出演し、オフもほとんどない状況の王林。それでもPerfumeとは「本当に時間がない中で、みんなで連絡取り合いながら頑張りました。今でも連絡取り合ってて、ご飯行こうねって話してます」と、プライベートでも親交が生まれそうだという。
「バラエティー番組だと、何というか、ある意味『2、3時間の関係』。私も収録が終わったらすぐ帰りたいし、ご飯とか誘われても絶対行かないですけど、こんなに愛が芽生える現場があるんだって思って、感動して泣いちゃいました。普段は『連絡先交換しよう』って言われても絶対しないし、初めてじゃないかな」とニッコリ。「こちらから勝手に関わりを持たせていただいて、遠い存在だったのが、身近に感じるようなことを言っていただいて、この世界の、この繋がり、この輪の中で頑張りたいなと思いました」と、思いを新たにしていた。