日本初のQR田んぼが爆誕した。米国ゲームメーカー、エレクトロニック・アーツ社の人気オンラインゲーム「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」のプロモーションの一環として、ゲームの公式ウェブサイトにアクセスできるQRコードの田んぼアートが埼玉県越谷市内に完成。28日に取材陣にお披露目された。
QRコードは約40メートル四方の大きさ。田んぼに隣接する同市の東埼玉資源環境組合・REUSE(リユース)第一工場展望台から一望でき、実際にスマホで読み取れる。関係者によると、日本でQRコードをモチーフにした田んぼアートが作られるのは初。6月12日に約50人の関係者、ボランティアによって田植えが行われ、稲の成長とともにQRコードが浮かび上がった。
エーペックスレジェンズは日本でも人気のゲームで、エレクトロニック・アーツ社が「日本のユーザーに、ゲームを身近に感じてほしい」と、田んぼをプロモーションの場に選んだ。越谷市は2010年から休耕田を使った「こしがや田んぼアート」が、観光の目玉になっている。
埼玉県のブランド米「彩のかがやき」など、色つきの苗が使われた。関係者は、日本初の試みとなったQR田んぼに「QRコードとして読み取れるかどうかドキドキだったが、先週ようやく読み取ることができ、チームで歓声が上がった」と苦労を語った。
JR武蔵野線・東川口―南越谷間の車窓から見える同市内の田んぼには、ゲームのキャラクター「ブラッドハウンド」の田んぼアートも登場した。エーペックスレジェンズは、2019年に配信開始した人気バトルロイヤルゲーム。2021年12月には、全世界の累計プレーヤー数が1億7500万人を突破した。