フィギュアスケート男子で14年ソチ五輪、18年平昌五輪金メダルの羽生結弦が19日、都内で「決意表明の場」として記者会見を行い、現役選手として一線を退く考えを明らかにした。
スーツ姿で登場した羽生は、穏やかな表情で「これまでたくさんの応援のおかげで僕はここまで頑張ってこれました。たくさん応援していただけました。そういった皆さんの応援の力の中で羽生結弦としてフィギュアスケートを全うできるのが本当に幸せです。まだまだ未熟な自分ですけど、プロのアスリートとして続けていくことを決意いたしました」とキッパリ。競技者として他のスケーターと比べられることはなくなりました」などと話した。
羽生は今年2月の北京五輪に、3連覇を目指して出場。4位。フリーでは右足首に痛みを抱えながら前人未到の4回転半に挑み、回転不足の転倒となったものの、主要国際大会で初めて認定された。五輪終了後は今後については「大好きなフィギュアスケートを極めていけたら」「フィールドは問わない」などと話し、進退を明言していなかった。その後、6月末まで行われたアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演していた。