俳優のタロン・エガートン(32)は、エルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画『ロケットマン』(2019年)で、俳優としてのキャリアが進化したと明かす。音楽界のレジェンド的存在であるエルトン役で主演したタロンは、ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。さらにデクスター・フレッチャー監督のおかげで製作側の仕事も出来たことから、それが将来の作品に役立つだろうと考えているという。
「スクリーン・ラント」とのインタビューで、タロンは次のように語った。
「『ロケットマン』を演じた時、音楽的な要素があるから、ただ演じるというのとは違った、物語の語りの部分に関わらせてもらった。監督とは密につきあわせてもらったのだけど、僕達にとってこれが初めての作品ではなかったから、編集部にどうなっているか見に行っていたんだ。その時に交わした会話がとても楽しかった。スタジオにいて、どうやって音楽が映画に合わさっていくのかを学ぶのがね。その他全て楽しかったよ。これがやって来たころには、演技に関してだけでなく、映画製作にまつわる会話にも興味があることが分かっていた。だから彼らに、僕がプロデューサーになれるかとか、僕の意見を聞き入れてくれるかと聞いたら、びっくりしたことに、親切にイエスって言ってくれた。それが僕に起こったことさ」
一方でタロンは、ヒュー・ジャックマンからマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品の中に登場する、ウルヴァリン役を引き継ぐことに関して交渉に入っており、すでにマーベルのケヴィン・ファイギ社長とも話をしたが、ヒューで知られる同役を演じることについてナーバスになっていることを認めている。
タロンはニューヨーク・タイムズ紙にこう話している。「興奮しているけど、心配もしているよ。ヒューはあの役で知られているし、他の人がやるのはとても難しいんじゃないかと思ったりね。まだ初期段階だ。でもそれが実現したら、彼らが僕にチャンスを与えてくれることを願っているよ」