参議院議員選挙の投開票が10日に行われ、日本維新の会から比例代表で出馬していた元東京都知事の猪瀬直樹氏は、11日早朝に当選確実となった。
猪瀬氏は6月12日、東京のJR吉祥寺駅前で、同党から東京選挙区に出馬した海老沢由紀氏とともに街頭演説を行った際、海老沢氏の肩や胸元付近を複数回にわたり触っていたとして、セクハラ行為ではないかと批判を受けた。
海老沢氏はツイッターで「胸に当たってもいない」と投稿したが、明らかに胸元に触れる様子の動画が拡散されたことから、東京維新の会は「身体に触れることは軽率な面があったと考えている」とコメント。猪瀬氏も17日にツイッターで「軽率な面がありました。十分に認識を改め、注意をして行動していきたい」と釈明していた。
〝被害者〟となった海老沢氏は、大混戦となった東京選挙区で善戦したものの、あと一歩及ばず、次点で無念の落選となった。