「新人」の辻元清美氏、国政復帰「即戦力としてすぐ働きます」昨年衆院落選から1年弱

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
辻󠄀元清美氏=大阪・高槻市の事務所、10日
辻󠄀元清美氏=大阪・高槻市の事務所、10日

 第26回参院選が10日、投開票され、立憲民主党から比例代表で立候補した辻元清美氏(62)の当選が確実になった。

 黒スニーカーに白いシャツ姿で会見した辻元氏は「市民の参画でさまざま問題を解決していく。私が(議員)1年生の時に目指した原点に戻って、政治の場だけではなく全国の市民とつながって問題解決していくような政治を目指していきたい」と宣言。「原点に戻りました。ですから、きょうは選挙スタイルでスニーカーを履いてきました。こっからやるで!というつもり」と言葉に力を込めた。

 昨秋の衆院選で小選挙区、比例ともに落選。議員バッジを失った辻元氏は参院選全国比例にくら替えし、国政復帰を目指していた。「私は、全国比例区の参議院選挙は新人なんです。本当に厳しい選挙でしたし、手探りだったんです。当確が出るまでというより、ほんまに当選できるのかとどきどき緊張しておりました」と、「当確」に安堵(あんど)の声を漏らした。

 「落選をしてもう一度(出馬を)決断するというのは相当の覚悟がないとできないんです。全国で一緒にムーブメントを起こしてくれる人がどれだけ出てきてくれるか。ひょっとしたら『アンタなんて知らん』と言われるかもしれない」と語り、今回の選挙は「自分自身との戦い」だったと振りかえった。

 経済問題やウクライナ情勢による経済状態などに「危機感」感じての出馬だった。「一刻も早く国会に戻していただいて、私もそれを解決する一員になりたい、そんな思いで決断しました。(国会へ)送っていただいたので、私は即戦力としてすぐに働きます」と意気込んだ。

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