ネット掲示板「2ちゃんねる」元管理人で、パリ在住の実業家・ひろゆき氏(45)が18日、都内で参院選東京選挙区(改選6)から無所属で出馬する作家・乙武洋匡氏(46)の街頭演説に参加。降りしきる雨の中、約1時間半を超える応援演説を行った。
土曜日夕方の渋谷駅前が、いつにも増してカオスな状態になった。ひろゆき氏がツイッターで「渋谷のハチ公前に17時だと混雑で見間違えとかあるかもしれないので、頭にリボンとか付けといて貰えるとー」とつぶやくと、頭にリボンをつけた乙武氏がハチ公前で待っていた。ひろゆき氏は「来たよ」と声をかけ、乙武氏の車いすを押しながら2人で選挙カーへ登った。
まさかのひろゆき氏降臨に歓声が飛び、道行く通行人が足を止める。ユーチューバーも多数集結。広場からあふれるほどの人が、切り抜き動画ではない生ひろゆきの演説に集まった。
ひろゆき氏は19日にYouTube上で行われる乙武氏の政策発表イベントに出演するため、フランスから帰国。乙武氏の「18日、都内で一緒に街頭演説しませんか?」とのラブコールに応じ、初の応援演説に臨んだ。
乙武氏は「票にならないから、政治家は教育や少子化対策に力を入れない」と争点を力説。「6人受かる選挙で、いまギリギリ8位くらいかな。(当選)圏内にはまだいないけど、だからこそ言えることがあると思っている」と支持を訴えた。
ひろゆき氏は「乙武さんって逃げ切れない。僕が世の中に紛れて生活してもバレないけど、乙武さんが政治家になって『こんなことします!』って言って『やりませんでした』って言って逃げ出しても、すぐ見つかる。人生としてうそがつけない、やらかせない人」と、独特の言い回しで人柄を語った。
続けて「割とそういう人が、本当に言ったことをやってくれたかどうかを確認して、やっていなかったら詰められるのは、なかなかいい機会なんじゃないかな」と〝政治家・乙武洋匡〟としての期待を語る。
応援演説をしたことで、テレビの仕事がキャンセルになったと明かしたひろゆき氏。「嫌いだったらここにいないと思います」と、乙武氏に友情エールを送っていた。