【漫画】「涙が止まらない」エッセイ作品『父へ』をバズらせた女性作家 胸キュン鬼畜上司も華麗に描く

橋本 未来 橋本 未来

 『父へ』というタイトルのエッセイ漫画がTwitterで大きな反響を得た。亡くなった父親への愛情や寂しさがストレートに伝わる内容をやさしいタッチで描かれた作品で、公開から間もなく1万人以上からいいねが付き、「涙がとまらない」「心に響きました」というコメントが殺到。

 

 作者は、2018年のテレビアニメ『Butlers~千年百年物語~』のコミカライズ連載や、小説投稿サイト「魔法のiらんど」で『隣人は鬼畜上司~溺愛マンション暮らし~』のコミカライズの連載などを手掛ける、漫画家の島藤(とうどう)ゆかりさん(@todoyukari)。今回、島藤さんに、ほっこりするエッセイから胸キュン作品までを幅広く手掛ける、創作に関する話を伺った。

キャラの感情の変化をしっかりと届けること

 漫画やアニメが大好きで、読むことから自然に描くことへの興味が湧くようになったという島藤さん。プロの漫画家としてコミカライズの仕事を手掛ける一方で、自身の経験をエッセイ風に綴った作品もSNSで発表している。全く異なる表現方法で、作品を描く中で、共通して意識しているのが「キャラクターの感情の変化を、読者に伝わるように描くこと」だという。

 

 また、同じ作者が描いたとは思えないほど、作画のタッチが大きく異なる点においては、次のような部分を大切にしているという。「エッセイに関しては、線数を少なく描く方が伝わりやすいかなと意識して描いています。創作は、カッコいいキャラやキュンキュンするシーンなど、感情の変化や画面の美しさを細かく描き込んで表現することを意識しています」

 キャラクターが持つ感情を生き生きとしたタッチで描き、読者のこころをわし掴みにする島藤さんの作品。今後の創作については、「エッセイでは、学生時代の出来事のほかに、仕事や家族のことなどをTwitterで連載していきたいです。創作ですとラブコメや家族愛の他に、スカッとする系など描いていきたいですね」と教えてくれた。幅広い表現を武器に持つ島藤さんが次に描くのはどのような作品なのか。目が離せない。

■■島藤ゆかりさん情報
 
▼Twitter /
https://twitter.com/todoyukari?s=20&t=N3UTuI_Yq14UZU-iiC117A
 
▼pixiv /
https://www.pixiv.net/artworks/98317427

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