【漫画】『合コン相手の中に殺人鬼がいる漫画』で大バズり!ヤンマガ出身漫画家が描く新境地

橋本 未来 橋本 未来

 2002年に、週刊ヤングマガジン掲載の『熱血番長鬼瓦椿』で鮮烈なデビューを果たした漫画家の横山了一氏(@yokoyama_bancho)。近年では、『北のダンナと西のヨメ』(飛鳥新社)や『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました』(リイド社)など、コミックエッセイが話題となった人気の漫画家が今、Twitter界隈でつぎつぎと話題作を発表している。今回は、そんなTwitterで大きな反響を得た漫画の中から『合コン相手の中に殺人鬼がいる漫画』の紹介と、作者である横山氏のインタビューをお届けする。

これまでのセオリーを打ち崩した横山流ミステリー

 主人公の女性、浜崎アスカが合コンに参加したところ、男性陣の中に見るからにおそろしい雰囲気をまとった人物が紛れ込んでいた。恐怖を感じながらも合コンが進んでいくなかで、少しずつ“殺人鬼”の真実があきらかになっていくミステリー作品。

 横山氏が、このようにSNSで漫画を発表するようになったのは6年ほど前。これまで中心としてきた雑誌での仕事に行き詰まりを感じていた時、ふいにTwitterでの漫画を発表することを思い立ったという。「最初は、息子の面白い行動を漫画にしてTwitterに載せたのがはじまりです。それが、多くの方に知っていただくきっかけになり、仕事の方も幅がぐんと広がりましたね」。

 これまでギャグ漫画路線を追求してきた横山氏は、なぜ今回紹介したミステリー要素が強い作品を手掛けることになったのか。横山氏は言う。「Twitterで、ちょっとした推理物があれば面白いかな?という思いで描いてみました。あくまでも、恒例のギャグ漫画寄りの作品なのですが、いつも読んでくださっているファンにとっては『セオリーを外してきたな』と理解して、楽しんでもらったのではないでしょうか」。とはいえ、この作品は横山漫画のファンだけではなく、Twitter上で数千規模の反響がある話題作となった。

「これからも変わらず、読者の方が喜んでくれるものを第一に描いていきたいと思っています。たまに、Web漫画ならではの実験的な作品も織り交ぜながら」。人気作家が描く実験漫画とは、一体どのような作品になるのか。今後もその活動に注目していきたい。

■■横山了一氏の情報
 
▼ブログ「きょうの横山家」
http://blog.livedoor.jp/musuore/

 ▼Twitter
@yokoyama_bancho
 
▼pixiv
https://www.pixiv.net/users/14091666

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