世界的人気を誇る韓国の7人組ボーイズグループ・BTSの“一時活動休止”を巡り、世界中が大混乱している。BTSは14日深夜、公式YouTubeで、グループ活動を一時休止し、ソロ活動に専念する意向を示した。1時間の動画ではメンバーが涙ぐみながら思いを吐露する場面もあり、各メディアは「一時活動休止」と一斉報道。ARMY(ファンの総称)に衝撃が走ったが、一夜明けた15日、BTSの所属事務所は「グループ活動と個別活動を並行する」と発表した。
世界的スーパースターの“活動休止”というニュースは一瞬で世界中を駆け巡った。動画ではグループの活動休止と受け取れるメッセージが発信された。
リーダーのRM(27)は「自分が成長できる時間がない。K-POPアイドルというシステム自体が人を成熟させない」、SUGA(29)も「(作詞は)自分が感じ伝えたいことを書かないといけないのに無理やり絞り出している。今は何を伝えれば良いのか分からない」と苦悩を吐露。
RMは「少し僕らが立ち止まり、休んでも(それは)今後のさらに多くの時間のため」、JUNG KOOK(24)は「個人的な時間を各自が過ごして、色んな経験を積み、一段と成長して皆さんの前に戻ってくる日がきっと来る」と語った。
これを受け、各メディアは「一時活動休止&ソロ活動専念」と報道したが、所属事務所は「グループ活動と個別活動を並行するという計画」を説明。「メンバー各自さまざまな活動を通じて成長する時間になり、今後BTSがロングヒットするグループになるための滋養分になることが期待される」と伝えた。
今後はソロアルバム発売、さまざまなアーティストとのコラボを通じて“チャプター2”を始めるという。ソロ活動は順次公開され、先陣を切るJ-HOPE(28)は前述の動画内で「(ソロ活動で)BTSというチームが、より堅固になる。BTSの第2章に進むのにとても良い時期であり、ステップ」と前向きに語った。